4月ある日・・・雨上がりの出来事・・・
「カーーァー カーァーって今日、妙にカラスが鳴いてない〜〜?」
カラスの鳴き声なんて日ごろ気にかけた事がないので不思議に思い
「ちょっと 窓開けて見てみ〜」と小学校6年の1番下の子に言ったら
子供が窓を開けて
「あ!! かぁーさん」
「カラスがぁ〜〜川で溺れとるーー!!」
「え〜〜〜カラスが溺れとる〜???」
そんなことないやろ・・・と私も覗いてみたら・・・・
ぎょ!!
カラスが水際でバタバタ・・・溺れてます。
川の両端はコンクリートになっていて、カラスは何かの理由で川に入ってしまって
自力で上がれなくなってる状態のようでした。
カラスとはいえ・・・その光景はちょっとかわいそうと見てました。
ところが・・・子供が・・
「助けてやらな! 助けてやっていい・・?」
心の中で「・・・・・・・え・・ぇ・・・・」
「そうやね〜〜。助けて来てあげり〜。」
「表に虫取り網があろうが〜〜アレ長くして、アレで救ってあげればいいよ」
と親らしく口先だけ・・・答えてしまいました。
とりあえず物干し竿にガムテープを巻きつけ、すくいあげる道具を作って
「じゃ〜がんばって助けてあげり〜〜」
と子供に手渡し・・・なんとか自分で助けてあげるだろうと・・
私は家に入り、TVの続きに見入ってました。
10分くらい経ったでしょうか〜表から・・・・・
「かあーさーん!!
かあーさーーん!大変〜〜〜」って子供が叫んでます。
「あ〜 もォ〜 どうしたん〜」と玄関のドアを開けたら・・・
網の中に・・・ カラス ・・・
ぐったり・・死んじゃってる状態〜
「ぎゃぁーー カラスの死骸・・・すくってきたん・・・」 |
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「いや まだ生きとるよ〜 死にかけとけど、 まだ生きとう!!」
「どうすればいい??」
「どうすればいいって・・・おかあさんも死にかけた
カラスなんて初めてやけん・・・」
「わからんよ〜〜〜〜」
「どげんしよう〜〜〜〜〜」 |
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「たぶんね〜鳥って羽が濡れたらダメとよ〜」
「じゃ乾かせばいいやん〜」
乾かせばいいって・・・・心の中で・・「あーた・・カラスよ・・」
1番古いバスタオルと犬のおしっこマットを家の中から持って来て
「ほら ここにのせて・・」
「いやぁ〜〜怖かもん〜」
「なーーんがあんた男やろ! そんくらいできんと〜〜?」
といいながら・・・私がやってみせたのですが・・・・・・・・
デカイし怖いし気持ち悪いのなんのって・・・
ぎょぇーーです。
近所の人に見られたらどうしよう〜〜心で叫んびながらー
「おかあさんが乗せたっちゃけん〜 あんた拭いてあげり〜」
「え〜〜ぇ・・・ わかったぁ・・」とこわごわ拭いてあげたけど・・
ラチ・・あきません・・・・
「そうや〜 ドライヤー持っておいで〜」 |
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犬のシャンプーの時の要領でドライヤーで乾かすことにしました。
横から片方ずつ・・・温風当てて・・・やってるのですが・・
マットからカラスがはみ出してることなんか問題外
デカイのです!! 怖いぃ・・・
カラスも・・・ひん死の状態だったのか・・・
手向かったり一切ないのですが・・ それはそれで、困ったなと・・・・・
死んじゃったらどうするの〜〜〜〜 生ゴミに出すの???
庭に埋める??? なんて・・・いろんなことが浮かんできますぅーーー
カラスをこんなに間近でみたことない、私ら親子・・・好奇心は人一倍!
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「そやぁー写真! 写真! デジカメで写真撮っとこ!」と怖い中・・
デジカメでパシャ・・パシャ・・
「はよ乾わかさな〜 死んでしまうばぃーー」
「ほら・・あっち向かしてーー 」
「こっち?」 「ぎゃー 動いたぁ!」なんて言いながら
悪戦苦闘!!
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足なんてウロコみたいな・・・爬虫類みたな
めちゃくちゃ
グロテスクーーーーぅーー
長さは20cmちかく間近でみると
本当にデカイのです!! |
| たぶん羽を広げたら 幅は80cm〜1m近くあるくらい |
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口ばしも10cmくらい〜〜〜〜
早く乾かさないと〜〜〜〜
こんなとこご近所さんに見られたら〜〜
変わり者扱いだーーーー!!
誰にも見られませんように〜〜〜
四苦八苦、親子でぎゃぁーぎゃぁー言いながら、カラスの向き変えてとりあえず
ドライヤーの温風あてまくったぁーーーー
近所の子供が・近づいてきて・・
「なんしよっと〜〜〜?」
やばぁー・・・・
「ん・・? カラスがねーー横の川に溺れよったけん〜 助けてやっただけよ。」
「羽が濡れたら飛ばれんけんね〜 乾かしてやっただけよ」
「もう〜 大丈夫やけん〜 あんたたち元気になったカラスにつつかれるばいーー」
「はよ よそ遊び行き〜〜〜」
っといたって冷静な口調で追い払い作戦〜〜〜
「え〜〜つつかれたらこわかけん〜 行こう〜〜〜」
と素直にどっかに遊びに行ってくれました。
ふぅ・・・
でもカラス・・大体羽を乾かせても・・・
まだまだ 動く気配・・・まったくなし・・
「だいたい乾いたし・・・もうこれ以上乾かしても一緒やけん・・・」
「死んでしまうと???・・・」
「おかかさんにもわからーーん・・・・・・」
「ダンボールにホッカイロ入れてしばらく入れて置いてあげよ・・・」
としか思いつかず・・・
小雨も降っていたので軒下にダンボール箱ごと
置いておくことにしたのですが・・・・・
15分おきに様子を見ていた子供・・・・
「かあ〜さーん
起き上がったぁ〜〜〜〜〜!!」
恐るべし〜〜〜〜カラス・・・ 元気になった!
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超びっくりですぅ・・・・ でももう近づけません・・・
元気になったカラスは迫力ですぅ・・こわぃ〜〜
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このまま居座られたらどうしよう・・・
そんな心配をよそに
その後・・・20分くらい庭でウロウロして
飛び立っていきました。
その日の夜・・・寝がけに子供が・・・
「僕、ひとつの命助けて
上げたんだよね。」と満足げでした。 |
子供の中に確かに持ってくれているやさしい気持ち・・・
大切なものを垣間見た出来事でした。
私はカラスはそのうち、玄関にダイヤモンドでも落としていくかも・・・
カラスは頭がいいからカラスの恩返し・・なんて考えながら・・床につきました。
ん・・・・あれ・・・私は昔話の強欲ばあさん・・・・? |